おがたクリニック コラム
■コンタクトレンズついて
コンタクトレンズは角膜の上にのせて視力を矯正するものです。
角膜は、上皮、ボウマン膜、実質、デスメ膜、内皮の5層構造です。
このうち内皮細胞は再生できません。あまり酸素を通さないレンズを
長年使うと継続的な酸素不足のために、細胞が減少し、細胞の大きさにも
バラツキがおきてきます。目によいコンタクトレンズとは酸素を通し、目の呼吸
を妨げないレンズです。酸素をあまり通さないレンズを長期間使っていると
角膜内皮が減少し、角膜が濁ったり、視力がでにくくなり、年をとって白内障に
なったときに手術ができなくなるかもしれません。
コンタクトレンズには、ハードレンズとソフトレンズ(従来型のソフトレンズと
頻回交換ソフトレンズ)があります。
目にとっては、コンタクトレンズは異物ですし、目によっておすすめするレンズ
が異なることがありますので、眼科医にご相談ください。